兄ウィルバー・ライト(左)と弟オービル・ライト(右)
ライト兄弟の基本情報
本名:
功績:人類初の動力飛行に成功
ライト兄弟はアメリカ合衆国の発明家兄弟で、人類初の動力飛行機を発明した人物として有名です。幼少から機械に触れて育ち、自転車製造業者として生計をたてる中、リリエンタールのグライダー飛行に影響をうけ、発動機やプロペラによる「空中制御可能な飛行機」の研究を開始しました。そして1902年に複葉機(12馬力のガソリンエンジン搭載)の制作にとりかかり、翌年ノースカロライナ州キティホークの海岸にて人類初の動力飛行に成功したのです。この際の飛行時間は1分程度でしたが、人類の飛行機開発の可能性を大きく広げた貴重な1分となりました。
ライト兄弟の功績といえば、やはり世界初の有人動力飛行に成功したことでしょう。兄弟が初めて飛ばした複葉機は「ライトフライヤー」と呼ばれ、1903年12月17日に行われた1回目の飛行では12秒間で36.6mの飛行に成功、2回目の飛行では53.3m、4回目には260mまで伸びました。
それ以前も地面から離れて飛翔する機械はありましたが、せいぜいが「ジャンプ」程度にとどまっていたため、これほど長く飛び続ける動力飛行を可能にしたのは彼らが初めてでした。彼らが科学的視点から飛行のメカニズムを徹底研究し、工学的なプロセスを重視した結果といえます。人類が空飛ぶ鳥を見ながら何万年も抱き続けた夢を実現させ、航空事業の先駆けを成した功績は計り知れないものといえます。
そしてライト兄弟はその後航空会社を設立し、アメリカ航空技術の研究に大きく貢献したのです。
ボストン出張中に伝染病にかかり、腸チフスと診断された。再発と寛解を繰り返した末、1912年、デイトンの自宅で死去。享年45歳。
兄の死から35年以上経った1948年、心臓発作によりデイトンで死去。享年76歳。オービルは馬車が使われていた時代から、超音速飛行機が登場する時代まで生きたことになる。
2人ともウッドランド墓地に埋葬されました。
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