フランスの行政区分は、大きく分けると、地域圏(レジオン)、県(デパルトマン)、市町村(コミューン)という3つの階層で構成されます。各階層の特徴と数は以下の通りです。
数:18(ヨーロッパ13 海外 5)
フランスにおける最も大きな行政区分で、いわゆる州とか地方にあたります。全部で18の地域圏があり、各地域圏には中心となる首府が置かれています。本土の地域圏はもとは22ありましたが、2016年に再編されて13になりました。
地域圏一覧(※は海外地域圏)
グラン・テスト、ヌーヴェル=アキテーヌ、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ、ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ、ブルターニュ、サントル=ヴァル・ド・ロワール、イル=ド=フランス、オクシタニー、オー=ド=フランス、ノルマンディー、ペイ・ド・ラ・ロワール、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール、コルス地方公共団体、ギュイヤンヌ※、グアドループ※、マルティニーク※、マヨット※、レユニオン※
数:101(ヨーロッパ96 海外5)
県(デパルトマン)とは、地域圏の下位にあたる階層です。フランス革命以後に設けられたもので、領土の拡大・縮小や人口変動に対応して増減してきた歴史があり、現在は全部で101に落ち着いています。地域圏の首府は県都も兼ねており、本土の首府は以下のとおりです。
数:36,680(ヨーロッパ36,568 海外112)
フランスにおける最小単位の基礎自治体です。日本の市町村にあたりますが、日本のように市・町・村で区別はなく、人口何十万の大都市も、数百人規模の小都市も同じコミューンに属します。行政は市長のもとで行なわれます。
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