ルイ・フィリップの基本情報
誕生:1773年にて
死没:1850年にて
爵位:オルレアン公
王朝:オルレアン朝
在位:1830年 - 1848年
政策・実績:七月王政の創始
ルイ・フィリップ(1773年 - 1850年)は最後のフランス国王で、七月革命により即位し、1848年の二月革命により王位を追われ失脚した人物として知られます。オルレアン家出身で、フランス革命期における恐怖政治で処刑されたフィリップ・エガリテの子。1830年ブルボン復古王政への不満から七月革命が起こると、自由主義者としてオルレアン派のブルジョアに推挙され、王位を獲得。七月王政を創始しました。しかし彼が自由主義的改革を行ったのは治世の初期のみで、しだいに反動保守化し、議会との対立、労働者からの不満が高まっていき、48年2月パリで反乱が勃発。七月王政は崩壊に追い込まれるのです。事態収拾を不可能とみたフィリップはイギリスに亡命し、死ぬまで同地で過ごしました。
ルイ・フィリップが二月革命でフランスを追われた後、亡命先となったのはイギリスでした。七月革命で失脚した先代のブルボン家最後の王、シャルル10世の最初の亡命先と同じです。イギリスではヴィクトリア女王から好待遇を受けましたが、亡命のわずか2年半後に同地にて没ししています。
|
|
|
|