イタリアの国土
南ヨーロッパに位置する半島国家イタリア共和国の地理的特徴について情報をまとめています。イタリアの地形や風土は以下の要素により構成されています。
イタリアの国土は長靴型のイタリア半島とサルデーニャ島、シチリア島など周辺の島々で構成されています。
302,780平方キロメートル
イタリアの国土は地中海に大きく突き出ており、東方のアドリア海、西方のティレニア海、南方のイオニア海など地中海の内海に囲まれています。
イタリアの海岸線の長さは全長7500km(世界15位)にもおよびます。イタリア南部のアマルフィ一帯に広がる断崖絶壁の海岸(通称アマルフィ海岸)は、変化に富む特徴的な連なりを見せており、イタリア有数の景勝地として知られます。
北部には隣国との国境にもなっているアルプス山脈が弧を描くように走っており、国内最高峰の山は最高峰はアルプス山脈で2番目に高いモンブラン(標高4634m)です。
アルプス山脈から分岐したアペニン山脈がイタリア半島を縦貫している関係で、イタリアには山が多く、国土の8割以上は山間部が占めています。この山岳地帯の斜面を利用したブドウやレモンの栽培がさかんです。
山間部が大半のイタリアにおいて、平野部は2割程度です。そしてその少ない平野部のうちほとんどを、イタリアの北部および中部4州にかけて広がるポー平原が占めています。アルプス源流のポー川流域に広がる平原で、稲作や酪農がさかんな肥沃な農耕地帯として知られます。特にエミリア・ロマーニャ州は「イタリアの食料庫」と称されるほど食料生産がさかんな地方です。
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