アンドラの産業の特徴

アンドラの国旗

 

アンドラの国土

 

西ヨーロッパ・ピレネー山脈中に位置する立憲君主制国家、アンドラにおける産業の特徴をまとめています。流通通貨はユーロで、歳入は観光が90パーセントを占めています。小規模ながら工業も行われており、繊維業(スカーフや毛布など)、タバコ製造、家具製造などが主です。

 

 

 

アンドラの主要産業

農業

国土の2%ほどが農地になっており、主要産出品目としては、香りのよさに定評のあるタバコを筆頭に、トウモロコシ、オリーブ、ジャガイモなどが挙げられます。規模は大きくありませんが、牧畜(牛・羊・馬など)も行われています。

 

工業

アンドラにおける工業は小規模といえど、輸出額の大部分を工業製品の輸出が占めています。繊維業、タバコ製造、家具製造などが主で、わずかながら銀や鉛、鉄鉱石も産出します。

 

観光業

アンドラには、冬にはスキーやスノーボード、夏にはトレッキングやスパなどのレジャーを目的とした観光客が、年間1200万人以上訪れます。免税店で無関税商品を大量買いする買い物客の収益も相まって、観光業は国の歳入の9割を占める最も重要な経済基盤となっているのです。

 

アンドラの観光名所

  • マドリウ=ペラフィタ=クラロ渓谷
  • グランドバリラ
  • カサ・デ・ラ・バル
  • サン・エステバ教会
  • カルデア

 

情報通信

アンドラはピレネーから電波発信を行うラジオ局を有しており、ラジオ放送の際の広告収入も、この国の経済的柱の一つとなっています。