フランス革命は火山噴火が引き起こした?

18世紀に起こったフランス革命は、これまでの不平等な政治体制に対して、様々な因果が絡み合って起こった市民革命と言えます。

 

直接的な原因は

 

  • 第三身分による絶対王政への不満
  • 重い税負担
  • 度重なる対外戦争による国家の財政赤字
  • 王家や特権身分への豪勢な生活を中心とした支出
  • 力をつけてきた有産市民であるブルジョワの台頭
  • 人間の権利や平等・政治参加を唱えた啓蒙思想の広がり

 

などが挙げられます。

 

しかし直接的な原因ではないにしても、当時ヨーロッパで起こった火山の噴火がフランス革命の動きを加速させたのではないかと言われています。

 

当時火山の噴火で何が起こったのか、詳細をご紹介したいと思います。

 

 

ラキ火山の大噴火

フランス革命の前の1783年、アイルランド南部の地域でラキ火山の噴火が起こりました。

 

アイルランドだけではなく、ヨーロッパ全体にフッ化水素ガス・二酸化硫黄ガスの有害物質を散布させました。

 

アイルランドでは噴火が起こった付近の家畜を殺し、アイルランドを中心としたヨーロッパ地域で飢饉や有害物質による健康被害により数万人規模の多くの住民の命を奪いました。

 

フランスやイギリスでも、直接的な呼吸器への健康被害により死者が出たと言われています。

 

噴火の影響で食料不足に…

では、ラキ火山の噴火がさらにフランス革命に繋がるほどどのような影響を与えていったのでしょうか。

 

フランス革命は、民衆が苦しい生活を強いられていた時代で不満が爆発したことが大きな原因の一つです。

 

人口の9割以上を占める第三身分のみ重い税負担を強いられ、食料不足にも苦しみ、1789年には民衆がパンを求めてヴェルサイユ行進が起こったほどです。

 

アイルランドのラキ火山の噴火が不作により食料不足を加速させたと言われています。

 

火山噴火後は、猛暑や寒波、荒らしなど数年間ヨーロッパに異常気象をもたらしました。

 

そのためフランスでも1785年より農作物の不作で食料不足が起きていました。

 

ラキ火山は1000年に一度噴火するとされる火山ですが、フランス革命時には多くの原因の一つに、火山噴火の不運が重なっていたと言えます。