アイスランドの宗教

アイスランドでは国民の7割がキリスト教アイスランド国教会(正式名称:アイスランド福音ルーテル教会)を信仰しています。古来アイスランドの宗教といえば北欧神話の神々(オーディン、トール、フレイなど)を崇める多神教でしたが、先んじてキリスト教化したノルウェーからの圧力もあり、西暦1000年アルシングにて、国教をキリスト教に改めることが決定しています。キリスト教への改宗と同時に司教座が設置され、子供達が司教座に併設された学校で学芸を学んだことから、キリスト教の全島民への浸透およびラテン語の普及・学芸の隆盛が起こりました。さらに16世紀になり大陸ヨーロッパで宗教改革が発生すると、その影響は海を超えアイスランドにもおよび、デンマークの圧力のもとアイスランド国教会の基礎となるルター派に改宗していきました。

 

近年の宗教的動向

現在、アイスランド国教会の司教区がレイキャビクに1カ所、教区が全国に300カ所存在しています。また近年は国民の価値観も多様化していき、無宗教者が増えているうえ、古来よりのアイスランドの信仰を復活させようとする「ネオペイガニズム」と呼ばれる回帰活動も活発化しています。