ポルトガルの農業の特徴

農業は伝統的に漁業に並ぶポルトガルの主産業で、ポルトガル人の1割ほどは農業関係の仕事についています。EUからの農業開発資金援助を受けるなど国も農業の振興には積極的です。

 

 

ポルトガルの農業の歴史

ポルトガルにおける農業の歴史は古く、紀元前3000年頃の新石器時代には農業が開始されています。

 

ポルトガルが全世界に広大な植民地を持っていた時代には、奴隷制砂糖プランテーション農業により莫大な富がポルトガルにもたらされ、ポルトガル海上帝国の建設を後押ししたのです。

 

ポルトガルの主な栽培作物

地中海性気候が支配的なポルトガルでは、オリーブやブドウ、コルクの生産がさかんに行われています。

 

これらを原料として生み出されるオリーブ油やポートワインはポルトガルの特産品です。ポルトガルのオリーブ油の生産量は世界7位、ワインは10位と、ポルトガルの国土の大きさを考えれば、破格の成績といえます。

 

耕種

オリーブ/ブドウ※/アーモンド/イチジク/綿花/イナゴマメ/ゼラニウム/ジャガイモ/トウモロコシなど

 

※ポルトガルでブドウ栽培がさかんな地域
ミーニョ地方/ドーロ・リトラル地方/トラズ・オス・モンテス地方/アルト・ドーロ地方

 

畜産

羊/豚/牛など