神聖ローマ帝国は、フランク王国の分裂後、東フランク王国のオットー1世の戴冠により成立した国で、現在のドイツほぼ全域にスイス東部、オーストリア大部分、イタリア北部などを合わせた領域が成立時の領土でした。
成立時(962年)の神聖ローマ帝国領土
神聖ローマ帝国がその支配域を急拡大していくのは、16世紀以降、ハプスブルク家が帝位を独占するようになってからで、イギリスとフランスを除く、西ヨーロッパ全域を支配下におくにととまらず、大航海時代の始まりとともに、ラテンアメリカ、フィリピンなど海外にも勢力を広げていきました。
そしてカール5世(在位:1519年 - 1556年)の時代には「太陽の沈まない国」という異名で呼ばれるほど広大な領土を持つようになったのです。
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