トマス・ペインとは何をした人?〜祖国なき革命家〜

 

トマス・ペインの基本情報

 

表記:Thomas Paine
異名:「祖国なき革命家」
誕生:1737年にて
死没:1809年にて
主著:『コモン・センス』
政策・実績:『コモン・センス』でアメリカ独立の正当性を唱え独立勢力に勇気を与える。

 

トマス・ペインは(1737年 - 1809年)イギリス出身の政治家で、アメリカ独立の正統性を訴えた『コモン・センス』の著者として知られる人物です。アメリカだけでなく、イギリスやフランスにおける革命運動にも関わっていることから「祖国なき革命家」と呼ばれています。
イギリス・ノーフォーク出身で、職を転々としたのち、1774年にアメリカに移住。『ペンシルベニア・マガジン』の編集主任として、様々な政治問題に触れるようになりました。そんな中、76年に発表した政治パンフレット『コモン・センス』は30万部も売れるベストセラーとなり、独立勢力に大きな勇気を与えたのです。
87年にはフランスに渡り、フランス革命が勃発すると国民公会議員として共和国憲法の草案作成に関与。しかしロベスピエールによる恐怖政治が行われる中、ルイ16世の処刑に反対したために失脚・投獄されてしまいます。仏アメリカ大使モンローに助けられ、アメリカ帰国を果たしますが、かつての栄光はすでに忘れされた上、フランス革命に関わった過激思想家とレッテルを貼られ、不遇な晩年を過ごしました。

 

トマス・ペインの『コモン=センス』とは

『コモン=センス』はトマス・ペインの代表的著作で、アメリカ独立戦争中に刊行され、自治を望みながらも完全独立に不安を抱く植民地人に勇気を与え、アメリカ合衆国建国に大きく貢献しました。

 

その内容は世襲君主と世襲貴族で成り立つに過ぎない「イギリス民主主義の嘘」を指摘し、独立によってこそ真に自由で民主的な国家を作ることができるというもの。アメリカがイギリスから独立するのは当然の権利、いわば常識(コモン=センス)であると訴えるものでした。

 

さらに当時の植民地経済を分析して、イギリスから分離・独立しても、諸外国との対等な貿易で十分自立してやっていくことができると、データをもって示したことは、独立派にとってこれ以上ない原動力となりました。