ミケランジェロとは何をした人?〜神から愛された男〜


ミケランジェロの基本情報

 

生年:1475年
没年:1564年
出身:カプレーゼ
死没地:ローマ
別名:「万能の人」「神から愛された男」
代表作:『ピエタ』『最後の審判』『ダビデ』

 

ミケランジェロ(1475年 - 1564年)はイタリアルネサンスを代表する芸術家の1人で、手がけた分野は彫刻・絵画・建築・詩作など多岐にわたり、レオナルド・ダ・ヴィンチに並ぶ総合型の天才として知られます。

 

ミケランジェロは中部イタリアのカプレーゼに生まれ、メディチ家の庇護のもと、生涯で習作も併せて1000点近い作品をこの世に残しました。彼は活動拠点は定期的に移しており、『ピエタ』『最後の審判』などはローマで、『ダビデ』はフィレンツェにて制作しています。

 

ミケランジェロが失明した原因とは

ミケランジェロが失明したのは、1508?12年システィナ礼拝堂の天井画を描いている時、絵具が滴って目に入ったことが原因といわれています。

 

彼が使っていた絵具は中毒性の鉛塩を含む染料、有毒のテレビン油を含む溶剤などで成る、体内には絶対に入れてはいけないもの。それが常に眼前に滴り落ちる状況を4年も続けていたので、当然といえば当然の結果です。

 

とはいえ作品を書き上げるころには確かに失明寸前であったそうですが、作品を完成させた後、数か月したら回復したとされています。実際彼は天井画を書き上げた後でも、『最後の審判』など傑作を創出していますので、ずっと失明したままだったとは考えにくいでしょう。