ポーランドと日本の関係史

ポーランドと日本の関係史

ポーランドと日本の関係史は、独立回復期からの相互支援と20世紀の政治・軍事・学術交流を経て、現代の経済協力に至る関係である。人道救済や情報協力の経験が信頼の基盤を築き、戦後は文化・科学・産業投資が関係を多角化した。本ページでは、ポーランドの分割と独立、東欧の近代国家形成、連帯運動以後の社会変動などを理解する上で重要なこのテーマについて、より詳しく探っていこうと思う。

ポーランドと日本の関係


日本ポーランドの歴史的な関係について簡単にまとめています。



日本人のポーランド訪問

19世紀末に日本陸軍の福島安正少佐がポーランドを初めて訪問しています。この時福島は


淋しき里にいでたればここはいずこと尋ねしに聞くも哀れやその昔亡ぼされたるポーランド


という歌を詠んでいますが、これはこの時点でポーランドは、過去ロシアなど周囲の大国に国土を取り尽くされて滅亡状態にあったことを受けてのものです。


日本とポーランドの国交樹立

ポーランドが独立を回復したのは第一次世界大戦後の1919年で、1922年にポーランドと通商条約を結ぶなど経済・貿易関係を本格的にスタートさせました。


第二次世界大戦後の関係

第二次大戦後、ポーランドは社会主義国となりましたが、日本は国家として承認し、1967年日本・ポーランド経済混合委員会が発足しています。その後、日本の首相、要人がたびたびポーランドを訪問するなど、政治面でも交流が活発化していきました。


民主化後

1989年東欧革命による民主化後は文化交流もさかんになり、91年から2006年にかけてはポーランド文化の振興のために日本からの資金援助が行われています。