満州というのはソ連との国境地帯であり、満州事変(満州国建国)以降、日本軍とソ連軍は衝突を繰り返していました(日ソ国境紛争)。ソ連にとって満州に駐在する日本軍は、安全保障上一刻も早く排除したい存在だったのです。
満州に進軍するソ連軍
第二次大戦中、ソ連は独ソ戦、日本は対米戦に集中するために中立条約を結びましたが、日本の敗色濃厚になった大戦末期、ソ連は中立を破棄し満州国に進軍しました。
兵力のほとんどは対米戦線に動員されていたため、駐在の関東軍は全く対応できず、満州はあっという間に占領されました。捕虜となった将兵はシベリアに送られ、日本の敗戦にともない満州国も崩壊しています。
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