スコットランド音楽の特徴と歴史

ここではスコットランドの音楽について紹介します。
卒業式のBGMやスーパーの閉店時の音楽でおなじみ「蛍の光」または「別れのワルツ」はスコットランド民謡をもとにしていますが、もともとこの曲を歌い継いできたのはどんな人たちだったのでしょうか。

 

民族音楽の特徴

スコットランドは、アイルランドと同じくケルト人を祖先に持つ民族で、音楽的な特徴にも共通点が多くあります。バグパイプやフィドルといったケルト音楽を代表する楽器を使うことや、音楽にたいてい踊りが伴うこと、イギリスの支配下で抑圧され一時は音楽の系譜が途絶えかけたことなどです。

 

相違点をあえて探すなら、まずスコットランドには「スコッチ・スナップ」または「ストラススペイ」と呼ばれる独自のリズムがあることが挙げられます。これは特にスコットランド北部に伝わる民謡舞踊の中で多く用いられている、西洋音楽的な表現をするなら「逆付点」のリズムです。

 

また、スコットランドの音楽のほうがある程度落ち着いた、しっとりした雰囲気の曲が多いといえるかもしれません。スコットランドの音楽は、特に近代に入ってからジャズの影響を受けるようになり、ピアノを伴奏に用いることも多くなりました。それで、弦楽器をかき鳴らして伴奏することが多いアイルランド音楽に比べると、やや落ち着いた印象の曲も多くなっているのです。

 

有名な楽曲

Auld Lang Syne

ロバート・バーンズが詩を付けた、スコットランド第二の国歌となっている民謡。「蛍の光」や「別れのワルツ」の原曲。

 

The Parting Glass

スコッチウイスキー職人を主人公とした朝ドラ「マッサン」の劇中歌になった、スコットランド民謡。