ナポリ料理の特徴とは?〜トマトやオリーブを多用〜

ピザ、マカロニ、スパゲティなど、イタリア料理として世界的に認知される料理の多くはナポリ発祥です。これは20世紀以降、不況にあえぐ南イタリアから海外に出稼ぎに出る移民が大量に発生し、世界中にナポリ料理が伝わったためです。ここでは改めて、ナポリ料理とはどんなものか見ていきましょう。

 

 

 

ナポリ料理の食材

トマトやオリーブを多用

イタリア料理といえば、トマトやオリーブオイルを多用するイメージが強いと思うのですが、この文化はもともと、ナポリを始めとした南イタリアに根付いたものです。南イタリアに支配的な地中海性気候は、トマトやオリーブの栽培に向いており、古来より重要な特産品として重宝されてきました。

 

農作物と海産物の融合

ナポリ黄金期であるナポリ王国時代に、中部イタリアから輸入した農作物(野菜、小麦、チーズなど)と地元ティレニア海から獲れる様々な海産物を組み合わせた、多様な料理が誕生しました。

 

ナポリ料理一覧

ラザニア(lasagna)

ナポリ名物のパスタ料理です。耐熱容器に、平ら状のパスタ、ミートソース、チーズなどを重ねて入れ、表面にパルメザンチーズをかけてオーブンで焼いて作ります。

 

アランチーニ(arancini)

シチリア、ナポリ名物のライスコロッケの1種です。名前は「小さなオレンジ」の意で、形がオレンジに似ていることに由来します。米、溶き卵、チーズ、塩コショウ、トマトピューレなどを混ぜたものを、ピンポン球サイズに丸め、パン粉をまぶして揚げて作ります。

 

ピッツァ・マルゲリータ(pizza Margherita)

ナポリピザの代表として知られます。日本ではマルゲリータ・ピザの名で通っていますね。作り方はシンプルで、トマトソースの上に、モッツァレラチーズ、バジルの葉をのせて焼くだけです。トマトの赤、チーズの白、バジルの緑がイタリア国旗を表しているといわれています。

 

スフォリアテッレ(sfogliatella)

ナポリ名物の焼き菓子です。名前は「ひだを何枚も重ねた」という意味で、その名の通り、何層にも重ねられた貝殻形のパイ生地に、リコッタチーズ、カスタードクリーム、シナモン、アーモンドクリームなどを入れ、オーブンで焼いて作ります。バターではなくラードを使用して生地を作るのがポイントです。パリパリとした食感に定評があります。

 

カルツォーネ(calzone)

ナポリ名物の小麦料理です。サンドイッチ大で食べ歩きに適す軽食として人気があります。円形のピザ生地にトマトソースを塗り、モッツァレラチーズ、サラミなどの具材を乗せ、三日月型に折りたたんで焼いて作ります。名前は「ズボン」とか「包む」という意。