百年戦争におけるスコットランドの動き

百年戦争が起こる前からイングランドの侵攻を受けていたスコットランドは、百年戦争が勃発する原因の一つでもあります。ここでは、百年戦争におけるスコットランドの動きを説明します。

 

 

百年戦争前のスコットランドの動き

スコットランドは13世紀末からイングランドの侵攻を受け統治されていました。イングランド支配下においても、スコットランドは激しく抵抗を続けていました。

 

1314年バノックバーンの戦いでイングランドを破り、勢いを得たスコットランドは1320年にイングランドから独立した背景があります。

 

独立の立役者であるロバート1世の死後、イングランドが傀儡の王をスコットランドへ送ったことを発端に、再びスコットランド内でイングランドの勢力が拡大しました。

 

1334年にデイヴィッド2世がフランスへ亡命することになり、この一件も百年戦争のきっかけの一つになりました。

 

百年戦争中のスコットランドの動き

1337年の百年戦争開戦後も、スコットランドはフランスの援護を受けていました。

 

百年戦争でイングランドとの戦いを有利に進めたいフランスの後押しを受け、デイヴィッド2世はスコットランドへ帰国し、イングランドに戦いを挑みました。しかし、戦いに敗れ、イングランドに捕らえられました。

 

当時二人の国王がいたスコットランドですが、両名ともイングランドに捕らえられ、ロバート・スチュアートが摂政として国内を守っている状態でした。

 

スコットランドはイングランドが要求した莫大な額の身代金を支払うことで、デヴィッド2世がエドワード3世と交わした密約に対しても抵抗を続けました。

 

百年戦争中のイングランドはスコットランドと争う余裕がなかったので、直接的な戦いは起こりませんでした。

 

二人の国王の逝去後、1371年ロバート・スチュアートが即位しスチュアート朝が始まったことにより、百年戦争中にスコットランドの独立は再確立されたのです。