大航海時代の歴史的意義とは?

 

 

大航海時代は15世紀から17世紀まで続いた、ヨーロッパ列強諸国による世界進出の時代です。

 

バルトロメウ・ディアスによる喜望峰の発見に始まり、バスコ・ダ・ガマによるインド航路の発見、コロンブスによる新大陸アメリカの発見など、様々な「地理上の発見」が成され、とりわけ西ヨーロッパの国々は貿易や植民地からの搾取により、莫大な富を得ました。

 

 

世界にとっての意義

何を意義とするかは立場によって変わるので、一概には言えない部分がありますが、全人類にとっての意義といえば、大航海時代の始まりとともに「世界の一体化」が起こったということです。

 

ヨーロッパ諸国のアジア、アメリカへの進出で世界各地の市場がヨーロッパの交易網に組み込まれ、複数の地域世界が密接に影響し合う「世界史」が開始されました。

 

そして大航海時代の開幕は中世の終わりと近世の始まりを示す画期にもなっていることも重要です。

 

ポルトガルにとっての意義

大航海時代の開幕を象徴するインド航路の発見により、ヨーロッパは東方のイスラム圏を介さずアジアの香辛料貿易に介入できるようになりました。

 

とりわけインド航路への航海で有利なポルトガルが莫大な利益をあげ、ヨーロッパの大国として強い存在感を示すようになります。

 

スペインにとっての意義

コロンブスが「発見」した新大陸アメリカには豊富な銀山がありました。

 

アメリカに勢力の基盤を築いたスペインは銀の採掘で莫大な富をあげ、1580年にポルトガルを併合した後、同国が持つアジア勢力圏まで支配下に入れ、「太陽の沈まぬ国」と呼ばれるほどの世界帝国にまで成長しました。

 

日本にとっての意義

大航海時代になると、日本に渡来したヨーロッパ人により、鉄砲やキリスト教がもたらされ、日本の政治や文化にも重大な変化が起こっています。

 

そして南蛮貿易の中でヨーロッパの様々な物や考え方にも触れ、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカなど海の向こうに日本以外の世界があることを知ることができたのは、日本にとっての大きな意義といえるでしょう。