スペイン北東部の国境をなすピレネー山脈
スペインは、ピレネー山脈やシエラ・ネバダ山脈の山岳地帯が、国土の大部分を占める山岳国です。スペインは今でこそ、まぎれもない「ヨーロッパの一国」ですが、かつては「ピレネー山脈の向こう側はアフリカ」といわれ、ヨーロッパ文化圏の外の存在とされてきました。
シエラネバダ山脈とシエラ・モレナ山脈は、鉱物資源が豊富で、スペイン経済を支える存在ですが、枯渇もそう遠くないといわれています。
|
|
|
|
標高:3,718m
位置:スペイン領カナリア諸島テネリフェ島
初登頂:1582年
スペインおよび大西洋領域内で最高峰の山で、世界第三位の火山島としても知られます。周辺は「テイデ国立公園」という世界遺産にも登録される国立公園となっており、様々な固有の植物種が確認されています。
標高:3,478m
位置:アンダルシア州グラナダ県
山系:ベティコ山系シエラネバダ山脈
スペイン本土で最高峰の山です。山名はナスル朝グラナダ王国のアブルハサン・アリーに由来。登山難度はそこまで高くありませんが、北部は急斜面になっているため、特に冬季の登山には注意が必要です。
標高:3,404 m
位置:アラゴン州ウエスカ県
山系:ピレネー山脈
初登頂:1842年
スペインで3番目に高い山で、ピレネー山脈中では最高峰です。北斜面の氷河はピレネー最大規模。
|
|
|
|