ルネサンスの思想的特徴〜ヒューマニズムとは何か〜

 

 

ルネサンスとは14世紀から16世紀の西ヨーロッパで起こった古典文化復興運動で、その運動を背景に文化的な革新・発展が続いた時代のことです。地理上の発見や宗教改革へと繋がった世界史的にも非常に重要な出来事といえます。

 

ルネサンスの思想とは

ルネサンスの背景には、「教会の権威や神中心の世界を否定し、人間中心の古代ギリシャやローマの古典文化を理想とし、新しい文化を創造する」という思想があります。この人間中心の価値観や能力に重きを置く思想をヒューマニズムといいます。

 

ヒューマニズムとは

なぜ人間中心の価値観を追い求めると、古代ギリシャや古代ローマへの回帰となるのでしょう。それは、まだキリスト教が広まっていなかった古代の暮らしこそ人間にとって理想だと、ルネサンス期の「人文主義者」と呼ばれる人々が考えたからです。

 

ルネサンスは近代の黎明として語られ、キリスト教や封建制という息苦しい枠組みから人間を解放し、「個性」やヒューマニズムを尊重するという近代的な価値観に立脚しています。

 

今の私たちからすると普通の考えのように思えますが、それまでの中世というのは神が絶対視され、人間を罪深いものとする思想が支配的だったので、ヒューマニズムという人間性を肯定する思想は極めて革新的でした。