
大航海時代はヨーロッパ列強がこぞって地球規模の航海と探検を行った時代です。当然海洋進出には船が不可欠なわけですが、エンジンなど存在しなかった当時は帆船が利用されていました。
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大航海時代の帆船の速度は大体4ノットから7ノット程度。つまりせいぜい自転車の走行速度くらいしかなかったので、大洋を超える航海には数か月の期間を要しました。
現代の速い帆船は20ノットは出ることを考えると、相当なスローペースであったことがわかります。
また当時は全て「追い風航法」と呼ばれる手法で航行しており、風上の方向しかいけないためことも、大きなロスを生む要因になりました。順風だったら10ノット何とか出せる程度の速さだったのです。
そのため長期間狭い船の中で過ごすことによる、精神的なストレス、食糧不足・栄養不足などによる健康被害は航海につきもの。
中でもビタミンCの不足で発症する壊血病は、当時において非常に致死率の高い病気で、船乗り達には海賊以上に恐れられていました。
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