ボルドーの歴史

ボルドー(Bordeaux)は、フランス南西部・大西洋に注ぐガロンヌ川左岸に位置するジロンド県の県都です。ガロンヌ川の形から別名「月の港」と称されるボルドー港を擁する国内有数の港湾都市であり、地中海へ出る際の重要な道路・鉄道交通拠点になっています。産業面では、ブドウ栽培およびワインの醸造・瓶や樽の製造、古代ローマ時代の遺物・中世由来の伝統建造物(サンタンドレ大聖堂,サン・ミッシェル教会,サン・スラン聖堂,ペー・ベルラン等)を背景にした観光業がさかんです。

 

歴史

ボルドーは、前3世紀に築かれたケルト人の都市ブルディガラ(Burdigala)に起源を持ち、現都市名はこの古名に由来しています。前1世紀ローマ人に征服されてからは、ワイン輸出がさかんな港湾都市として栄えるようになり、4世紀にはローマ帝国属州アクィタニア・セクンダの首都なり、大司教や円形闘技場が作られるなど、都市として充実していきました。

 

フランス領に

西ローマ帝国崩壊後は、ゴート人、イスラム勢力、ノルマン人、アキテーヌ王国、ガスコーニュ公国、アキテーヌ公国による支配を経て、12世紀以降はイギリス領となるも、百年戦争でイギリス勢力が大陸から一掃された結果、フランス領に組み込まれることになりました。18世紀には植民地政策の推進にともない、造船業が発展。ワインや砂糖を売買する三角貿易で繁栄し、都市は黄金期を迎えました。

 

18世紀末のフランス革命期にはジロンド派の拠点となり、普仏戦争中の1871年には国民議会が開催され、第三共和政の生誕地となりました。また第一次、第二次世界大戦では政府の一時移転先になっていました。

 

 
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