山国のノルウェーでは、畜産がさかんでない代わりに、ジビエ料理がよく食べられます。中でもトナカイ料理はノルウェー名物といっていいほどメジャーです。
「トナカイ」と聞くと、サンタクロース効果もあり、「食材」とは見れない人も多いかもしれませんが、厳しい自然環境のノルウェーを始めとした北欧諸国では、ソリで物を運搬する「労働力」の他、「貴重なたんぱく源」としても、トナカイの存在が重視されてきたのです。
|
|
|
|
トナカイの調理法は、シチューやグリル、ステーキなどと幅広いです。ジビエ特有の臭みがあるため、ノルウェーの特産品でもあるコケモモのジャムを添えられるのが一般的です。
赤身が多いトナカイの肉の味は鹿肉に近く、淡泊であると言われています。
北海道では古くから、アイヌを中心にトナカイを家畜化として飼育しており、流通は少ないながらも食肉としても卸されています。探せば、都内でもトナカイ料理が食べられる店がありますので、興味のある人は探してみましょう。
|
|
|
|