大航海時代のスペイン植民地とは?

 

大航海時代の先駆者スペイン王国による植民地建設は1492年より開始されました。これはレコンキスタ(再征服)によりイベリア半島からイスラム勢力を一掃し、太平洋横断によりコロンブスがアメリカ大陸に到達した年です。

 

以来スペインはアメリカ植民地から富を搾取することで、国力を伸ばしていき、16世紀末にはポルトガルを併合。同国がアジアにもっていた植民地まで勢力圏に組み込み、「太陽の沈まぬ国」と称される広大な世界帝国を築き上げたのです。

 

 

ラテンアメリカ

クリストファー・コロンブスにより「発見」されて以降、スペインによる植民が進み、1521年にはアステカ王国を、1532年にはインカ帝国を滅ぼし、16世紀中にほぼ全土を支配下に置いています。

 

アジア・アフリカ

1580年、スペインのフェリペ2世がポルトガル王位を継承することで、ポルトガルの国土はスペインに併合される形となり、ポルトガルが持っていたアジア・アフリカなどの海外植民地も全てスペイン領に組み込まれました。

 

南イタリア

スペイン王国は建国(1479年)からユトレヒト条約締結(1713年)までは、南イタリアにもシチリア王国ナポリ王国といった植民地(属領)を有していました。