ヒトラーとは何をした人?〜ナチスドイツの総統〜


ヒトラーの基本情報

 

生年:1889年
没年:1945年
出身:ブラウナウ・アム・イン
死没地:ベルリン
別名:ヒードラー/ヒュードラ/ヒドラルチェク
政策:ドイツ再軍備/アンシュルス/ホロコースト

 

アドルフ・ヒトラー(1889年〜1945年)はドイツの軍人・政治家で、ナチス・ドイツの指導者です。オーストリア・ウィーンの貧民街出身。自らも兵長として参加した第一次世界大戦の敗戦後、ナチスの前身であるドイツ労働者党に加入し、その雄弁さから瞬く間に党内の求心力を得て、党首となりました。世界恐慌後の社会不安を利用することでナチスを第一党に押し上げ、1933年にはついに首相に就任。以後独裁的権力のもと、軍備拡大と領土拡大を両輪で推し進め、1939年にはポーランド侵攻を断行し第二次世界大戦を引き起こしました。一時は全ヨーロッパを支配下におさめ、同時に彼の反ユダヤ主義にもとづくユダヤ人大量虐殺「ホロコースト」は苛烈を極めましたが、敗北が確定的となった大戦末期にベルリン官邸にて自殺しています。

 

ヒトラーの死因

ヒトラーの死因は青酸カリとピストルを併用することによる自殺です。敗戦が決定的となった4月22日に自殺を決意し、4月30日に総統地下壕の一室にて夫人エヴァ・ブラウンとともに心中しました。

 

青酸カリのカプセルをかみ砕いた後、万全を期してコメカミをピストルで撃ったとみられています。その後本人の生前の指示により、ヒトラーの遺体はまもなくして部下に燃やされました。その死はヒトラーが後継者に指名していたカール・デーニッツにより発表され、世界中で衝撃を持って報じられました。日本では朝日新聞により「ヒ総統薨去」という見出しで伝えられています。