農業革命期、新しい農法や農具の導入と、それにともなう農業生産性の向上により食糧供給が増え、労働人口が増加しました。これを受けて成立した資本主義的農場経営が、産業革命の大きな原動力になっています。
資本主義というのは産業革命によって形成された経済体制なわけですから、農業革命は資本主義社会の確立に少なからぬ影響を与えているわけです。
農業革命により人口増加→産業革命促進→産業革命による人口増加→食糧需要増大→農業革命促進→産業革命促進
…と農業革命との相互作用で、生産力が向上すると、競争力の高い者が利益を得る「自由放任経済」を求める声が高まり、脱重商主義社会と資本主義社会への移行は加速していったのです。
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