トルコの農業の特徴

トルコにおいて首都圏を除いては※、全土で農業がさかんに行われており、主に穀物・タバコ・綿花・果物・テンサイなどを生産します。GDPの1割は農業が占め、国民の3〜4割が何らかの農業に従事しているなど、経済的に重要な位置を占めているのです。

 

※首都圏でも近代的な酪農業や養鶏業が行われています。

 

さかんなブドウ栽培

トルコはワイン用ブドウの生産量で世界4位で、8120平方キロメートルを超える世界屈指のブドウ畑を有しています。トルコのワイン製造の歴史は紀元前4000年以来と非常に古く、「トルコワイン」としてブランドを確立しています。

 

トルコにおける農業の問題

トルコ東部では、前時代的農村社会特有の地主制(小作農が地主に対して隷属的な立場に置かれていること)が続いていたり、農村部の貧困による格差が問題になっています。