ギリシャ神話における「創造神」とは?

どの神話にも、世界の始まりや、最初の原初の神が存在しています。

 

ギリシャ神話では、世界、天地が神によってつくられるというより、神が天地そのものであるため、その神々の誕生ががそのまま天地の創造、由来だと言えます。

 

 

原初の神カオス

カオスはギリシア神話の原初の神です。ゼウスを主神としたギリシャ神話全体の、一番最初にあらわれた神とされています。

 

カオスとは「空の空間」を意味する言葉で、吟遊詩人オルフェウスはすべての存在を超越する無限の象徴だとカオスのことをうたっています。

 

世界の創造

この世の始まり「カオス(混沌)」から大地の神「ガイア」が生まれたと言い伝えられています。

 

ギリシア人は、まず「天地の創造が人々の運命を左右する」と考えたからです。

 

そして、ガイアから生まれた天空神ウラノスは、ガイアとの間で様々な神々を生んでいったのです。

 

「神統記」の中のカオス

吟遊詩人ヘシオドスによって神話をまとめられた叙情詩「神統記」では、世界(宇宙)が始まる時に、物事が存在できる場所が必要であり、何もない隙間が最初に存在した、それがカオスだ、とうたっています。

 

カオスからは幽冥(薄暗がり)の神エレボス、夜の神ニュクス、更にニュクスから上空の大気の神アイテールと昼の神ヘーメラーが生まれ、世界が始まった、とうたったそうです。

 

古代の人は、天地、昼夜が出来上がって「世界」が始まったと考えていたのです。