ブルガリアの国章
デザインの意味
- 3頭のライオン:トラキア地方、マケドニア地方、モエシア地方の象徴。
- 盾の下の文字:ブルガリアの標語「団結は強さなり」を表示。
- 盾の上の冠:皇帝イヴァン=アセン2世の王冠
- ライオンの足元の植物:オークの枝(緑色の葉と黄色の実)
国章の歴史
比較的ブルガリアの国章の歴史は浅く、それまで大ブルガリア公国(※1)の国章として使われていた国章は、1927年にブルガリア王国(※2)の国章として新たに定められました。その後、1946年にブルガリア人民共和国の国章として使われるようになりましたが、現在の国章は1997年に採用されたものとなります。
※1:1878年に、露土戦争(ロシアとオスマントルコの戦争)の講和条約が結ばれた結果、オスマン帝国がブルガリアへ自治権を付与したことで一時的にブルガリアに存在した公国。
※2:1908年に大ブルガリア公国のフェルディナンド1世がツァール(国王)の君主号を付与されたことで成立した王国。