コロンブスとは何をした人?〜新大陸を「発見」〜


コロンブスの基本情報

 

本名:クリストファー・コロンブス
生年:1451年頃
没年:1506年
出身:ジェノヴァ
死没地:バリャドリッド
功績:新大陸の「発見」

 

コロンブス(1451年頃 - 1506年)とはイタリア・ジェノヴァ出身の航海者で、新大陸を「発見」したことで知られる人物です。毛織物業者の父の子として生まれ、父の地中海交易の仕事に付き添う中で商人・航海者としてのキャリアをスタートさせました。

 

成人し貿易商人となった彼は、マルコポーロ『旅行記』やプトレマイオス『コスモグラフィア』の著作に影響され、西回り航路でアジア(インド)にたどり着けると確信するようになるのです。そして1492年にはスペイン女王イサベル1世からの援助を得ることに成功し、サンタ・マリア号にのって西方への長旅の航海に出発。同年中に西インド諸島(アメリカ大陸)に到達しています。

 

この新大陸アメリカ「発見」を皮切りに、唐辛子、タバコ、トマト、トウモロコシなど様々な産品がヨーロッパにもたらされ、ヨーロッパの食文化や経済体制に大きな変革をもたらしたのです。

 

 

コロンブスのアメリカ大陸発見の影響

コロンブスは西回り航路でインドに到達するつもりで航海に出て、アジアの前に横たわるアメリカ大陸を「発見」しました。コロンブスは死ぬまで自分が到達した土地はインドだと信じていましたが、いずれにせよ彼がアメリカ大陸という新天地を見つけたことは、世界史に絶大な影響を与えました。

 

価格革命

「発見」以降、中南米の銀山で採掘された銀が大量にヨーロッパに流入しました。このことで物価が急激に上昇し、「価格革命」と呼ばれる経済秩序の革新が起こっています。価格革命は農業の資本主義化を推進し、封建体制から近代資本主義体制への脱却を促す一助となりました。

 

コロンブス交換

「発見」以降、トウモロコシや落花生、トマト、タバコといったアメリカ大陸由来の栽培作物がヨーロッパに持ち込まれ、逆にヨーロッパからアメリカへは牛、羊、小麦などが持ち込まれました。ヨーロッパの世界進出にともない、地球規模で様々な植物や作物、物の往来が行われた現象を「コロンブス交換」と呼びます。

 

「交換」されたのは動物や食物など人にとって益のあるものだけでなく、「感染症」もその1つでした。ヨーロッパ人が持ち込んだ天然痘やはしかにより先住民が激減し、植民地での労働力不足解決のため奴隷貿易が始められています。

 

独自文明の滅亡

「発見」以降、ヨーロッパ人によるアメリカ大陸支配と同時に、ヨーロッパ人の移住も進行。アメリカは徐々にヨーロッパ文化に染まっていき、逆にヨーロッパ人進出前に栄えていたアステカ文明、インカ文明などのアメリカ独自の文明は滅ぼされていきました。