カラブリア州

カラブリア州(伊:Calabria)は、イオニア海とティレニア海に挟まれた、イタリア南部に位置する州です。イタリア半島をブーツに見立てたときの“爪先”にあたる地域で、南北に細長い地勢が特徴。州都は丘上都市カタンザーロ。古代ギリシャ時代からの古い歴史を持ち、ローマ人・ノルマン人・スペイン人など様々な民族の支配を受けてきたため、多様な様式の建造物がみられます。

 

歴史

古代

古代カラブリアには、オスク語を母語とするイタロス人(イタリアの語源)が居住していましたが、前8世紀頃からギリシア人の植民が始まり、ギリシア文化圏マグナ・グラエキアが形成されていきました。現在のレッジョ・ディ・カラブリアにあたるレギオンは、その最初期に創設された植民都市の1つです。前3世紀からは古代ローマの支配下に入り、ローマ帝政期にはイタリア本土第三行政区「ルカニア・エト・ブルッティイ」の管轄下に置かれました。

 

中近世

12世紀以降はシチリア王国の支配下に入りますが、13世紀末の内乱で国土が分裂し、カラブリアはその結果本土側に成立したナポリ王国の支配下に、さらに15世紀には同国を併合したアラゴン連合王国(後のスペイン)の支配下に置かれました。18世紀末、フランス革命戦争の中、カラブリアはフランス支配下に置かれますが、ナポレオン戦争終結後の1816年、シチリア王国とナポリ王国の合同で成立した両シチリア王国の一部となりました。

 

近代

19世紀半ばに1848年革命が発生すると、カラブリアではブルボン家支配に対する反乱が勃発し、のちのイタリア統一運動(リソルジメント)の土台を形成しました。そしてガリバルディの活躍により、1861年にはカラブリア含めた南イタリアからブルボン家勢力が一掃され、カラブリアはイタリア統一にともない成立したイタリア王国(1946年に現在に続く共和制へ移行)の一部となりました。

 

 
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