イタリア料理と言えば、美味しさとシンプルさが特徴のペペロンチーノを思い浮かべる人も多いかもしれません。ただイタリアのレストランを訪れた際に、そのメニューにペペロンチーノが見当たらないことに驚かれた方もいるかも。「イタリア人はペペロンチーノを食べないの？」と誰もが疑問に思うでしょう。しかし別にイタリア人はペペロンチーノを食べないわけではないのです。レストランで提供されないのは別の理由です。

 

 

 

 

レストランのメニューにペペロンチーノが少ない理由

イタリアのレストランを訪れると、ペペロンチーノはあまりメニューに見られません。これはイタリアのレストランは地元の食材を活かし、季節感を大切にしたメニュー構成をすることが多いため、ペペロンチーノのような具のないシンプル・オブ・シンブルな料理はあまり取り扱われないのす。

 

イタリア人にとってのペペロンチーノの位置づけ

それでは、イタリア人はペペロンチーノをどのように捉えているのかというと、家庭料理の一部として、軽食や夜食として頻繁に食べられていることから、親しまれている料理ではあります。ただそのシンプルさと手軽さから「貧乏人の食べ物」と見なす人も多く、「ペペロンチーノが好物だ」というと、「え…？マジ…？」みたいな反応が返ってくることもままあるのです。