ホロコーストの首謀者

ホロコーストの最高責任者は、当然政策を実行したナチスドイツ総統たるアドルフ・ヒトラーなのですが、現場で直接指揮にあたった人物としてはアドルフ・アイヒマンが筆頭として挙げられます。

アイヒマンは当時のゲシュタポのユダヤ人移送局長官で、アウシュビッツ強制収容所へ、数百万ともいわれる大量のユダヤ人を移送した、絶滅計画の最重要実行責任者です。

アドルフ・アイヒマン

アイヒマンは第二次世界大戦後、南米に亡命しましたが、1960年イスラエルの特務機関により発見・逮捕されています。そして翌年、ユダヤ人虐殺の罪で死刑判決を受け、絞首刑に処されたのです。

またアイヒマン以外にも、ハインリヒ・ヒムラー、ハンス・フランクなどがユダヤ人絶滅計画において中核的な役割を担っていました。