日本とギリシャは地理的には遠く離れており、古代から近代にかけて直接的な接点はほとんどありません。しかし両国とも国土を海に囲まれた海洋国家であることから、20世紀になってようやく、海上交易を中心とした、直接交流が活発になっていきました。
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日本とギリシャの外交関係の始まりは1899年6月のことです。日本の特命全権大使アテネに派遣され、修好通商航海条約が結ばれたのです。
1922年日本はギリシャに公使館を開設し、この公使館は第二次世界大戦中に閉鎖となりましたが、両国の関係復活ののち再開。1960年に大使館となりました。またギリシャも1960年に東京に大使館を開設しています。
日本はギリシャから石油製品、タバコ、貴金属製品、綿花、大理石などを輸入。ギリシャは日本から自動車、自動車部品、タンカー、貨物船、医薬品などを輸入しています。日本側は輸出総額のほうが、輸入総額よりもずっと多く、ギリシャに対する貿易収支は黒字の傾向にあります。
日本の造船業とギリシャの海運業は20世紀以降密接な関係を築いており、日本からギリシャへは船舶関連会社が多数進出しています。
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