ベラルーシの国章
ベラルーシの国章については、1918年から約1年間の短い期間ですが、存在していたベラルーシ人民共和国の国章を始期とし、赤の盾に白い騎士が白馬に載っている図柄の国章が使用されていました。
1919年にベラルーシ人民共和国が消滅し、白ロシア・ソビエト社会主義共和国となりますと、当時の社会主義の影響を濃く受けるデザインの国章が採用されるようになりました。
その後、1991年にソ連から独立することで、以前のベラルーシ人民共和国で使用されていた国章に戻されることとなり、現在の国章は1995年に制定されることとなりました。ソビエト連邦からの独立後も赤色の星を上部に据えるなど、ソビエト連邦の影響を深く受ける国章となっており、また古くは、ベラルーシはリトアニア大公国に属していましたので、リトアニアの国章にも類似したデザインとなっています。
2021年1月4日に、国章のデザイン変更が決定しました。新しい国章では地球に描かれている大陸がロシア中心からヨーロッパ中心となり、地図の線が緑から金色に変えられています。
変更前の国章
変更後の国章
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