ブルガリア料理にはショプスカサラダやカヴァルマなどがある。肉料理と野菜料理がバランスよく発達している。 本ページでは、ブルガリアの食文化や歴史、社会を理解する上で重要なこのテーマについて、より詳しく探っていこうと思う。

ブルガリアのヨーグルトの歴史
ブルガリアのヨーグルトは古代から食べられてきた。乳酸菌ブルガリクス菌が特徴で健康食品としても世界的に知られている。 本ページでは、ブルガリアの食文化や歴史、社会を理解する上で重要なこのテーマについて、より詳しく探っていこうと思う。



ブルガリアにおけるヨーグルトの歴史は古く、古代において、羊の大群を飼育していたトラキア人が、酸乳を作り始めたことが始まりでした。時代が中世に移ると、ブルガリアに住み始めたスラブ人に、その技術が継承され、羊乳を使ったヨーグルト作りが本格化していったとされます。
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ブルガリア人にとって、重要な祝日のひとつに、5月6日の聖ゲオルギの日があります。キリスト教の聖人の1人で、「羊飼いと家畜の守護神」とされた聖ゲオルキを讃える祝日です。
聖ゲオルギの日は、家畜の放牧や作物栽培が始まる節目の日とされており、家畜の健康と農作物の豊穣を願う儀礼の一環として、その年はじめてのヨーグルト作りが行われるのです。
ブルガリアの人々にとって、ヨーグルトは歴史と信仰、生活に密着したソウルフードといえるのですね。
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