ベラルーシと日本の関係史

ベラルーシと日本の関係史

ベラルーシと日本の関係史は、旧ソ連圏を介した間接的接触を基礎に、独立後の外交・経済・文化交流へと展開した比較的新しい関係である。科学技術協力や災害・保健分野の支援、人道交流が中心となり、欧州安全保障環境の変化が関係の枠組みに影響を与えてきた。本ページでは、ベラルーシの東欧政治や旧ソ連の遺産、地域安全保障などを理解する上で重要なこのテーマについて、より詳しく探っていこうと思う。

ベラルーシと日本の関係


ソ連の構成共和国時代(白ロシア共和国時代)はソ連を通じての国交に限られていましたが、ベラルーシ共和国として独立後は互いの国に大使館を開設するなどし、正式に外交関係をスタートしています。



ベラルーシとの経済交流

エネルギー

ベラルーシはチェルノブイリ原発事故、日本は東日本大震災の福島第一原発事故と、両国とも深刻な原発事故を経験していることから、原子力関連の交流がさかんです。


貿易

日本からベラルーシへは主に自動車部品をはじめ工業製品を多く輸出しており、ベラルーシから日本はアルミ合金や医療機器などを輸出しています。2019年のベラルーシから日本への貿易輸出額は2860万ドル※とそれなりに経済交流は活発です。(※ベラルーシ大使館HPより:https://japan.mfa.gov.by/ja/embassy/news/f8f9f85259071b25.html)


ベラルーシとの政治交流

ヨーロッパ諸国の中でも日本との政治的交流は少ないほうですが、これは歴史的にあまり関わりがない上、ベラルーシの政治体制が「ヨーロッパ最後の独裁国家」と呼ばれるほどに問題をはらんだものであることか関係しています。