ボーンホルム島/UnsplashのJulian Hochgesangが撮影した写真
ボーンホルム島は、デンマーク東端、バルト海上に位置するデンマーク領の島です。酪農やサケ・タラ漁業がさかんで、岩石島であることから石材(花コウ岩)の産地としても有名です。そんなボーンホルム島はどのような歴史を辿ってきたのでしょうか。
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「ボーンホルム島(Bornholm)」とは、「ブルグントの小島(holm)」という意味で、もともとこの島には、古代ゲルマン民族であるブルグント人が居住していたことに由来しています。
古代スカンジナビアには筆記文化がなかったので、わかっていることは極めて少ないのですが、東ゲルマン民族のブルグント人(フランス語読みでは「ブルゴーニュ人」)が暮らしていたと考えられています。ボーンホルム島に暮らすブルグント人は、4世紀に南下を始め(ゲルマン民族の大移動)、ローマ帝国領に侵入し、ライン谷へと移住しました。
1645年スウェーデンにより占領されるも、1658年スウェーデン支配に対する蜂起が起こり、1660年コペンハーゲン条約によりデンマーク領となりました。
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