近代オリンピックは古代ギリシアにおいて4年に1度行われていた古代オリンピックに起源を持ちます。この古代オリンピックは正式にははオリュンピア大祭、オリュンピア祭典競技と呼ばれ、古代ギリシアのペロポネソス半島西部に位置する都市オリンピアで開催されていました。
オリンピアとは
オリンピアはデルポイに並び、古代ギリシアにおける宗教上の中心地です。オリュンポス12神の最高神ゼウスの神殿があり、つまるところ古代オリンピックというのはゼウスを称える祭典として開催されていました。そのため古代ローマ末期にキリスト教が広まるにつれ、異教の神を称えるオリュンピア祭は廃れていったのです。
オリンピアの遺跡
19世紀から20世紀にかけてドイツやフランスの調査団により、ヘルメス像や記念碑、競技場跡が発掘されています。