産業革命は資本主義社会の成立や世界市場の形成に繋がり、世界経済に大きな変化をおよぼしました。
蒸気機関の発明で生産が工場制手工業へシフトしたため、機械や技術、労働力への投資が重視されるようになり、「労働者が労働の代価として資本家から賃金を得る」という、「資本と賃金労働の関係」が確立、いわゆる資本主義社会が成立したのです。
また産業革命で生産力が爆発的に上がると、ヨーロッパ諸国は原料供給地・市場として植民地の拡大に傾倒し、植民地獲得競争激化の中で世界市場が形成されました。日本の開国もこの流れの一環であると覚えておきましょう。
アフリカは産業革命を支える原料の宝庫として、欧州列強による植民地獲得競争の主戦場となった(アフリカ分割)。
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