フランスにおける宗教改革をわかりやすく

フランスではどのような宗教改革が行われたのかわかりやすく教えてください。

ドイツにおける宗教改革の影響はフランスにも伝わり、「ユグノー」と呼ばれるプロテスタント勢力の誕生に繋がりました。そして宗教対立の過熱の末に、フランスはユグノー戦争(1532〜98年)という長い内乱の時代に突入します。

 

ユグノー戦争中に起きたユグノー虐殺事件「サン・バルテルミの虐殺」を描いた絵

 

ナントの王令により一時信教の自由が認められるも…

1598年、アンリ4世が「ナントの王令」によりユグノーの権利を認め、60年以上にわたる戦争に終止符を打つも、1685年には絶対王政を確立したルイ14世が、ナントの王令を廃止し、迫害を再開してしまったので、大量のプロテスタントが海外に流出しています。

 

これによりフランスの宗教改革運動は終わりを迎え、フランスにおけるカトリック優位の状態も確定したのです。