キリスト教におけるパンとワイン(ぶどう酒)の意味とは?

キリスト教においてパンとワインはどのような意味を持つのですか?

キリスト教において、パンは「イエス・キリストの体(肉)」を、ワインは「イエス・キリストの血」を象徴しています。

 

最後の晩餐

イエスは処刑される前夜に、「これはわたしの体である」といってパンを差しだし、「これはわたしの血である」といって、弟子たちにワインを差し出しました。自分の体と血を体内に入れたものは永遠の命を得て、自分はその者を終わりの日に復活させると言い、繰り返しパンを食べ、ワインを飲むよう命じたのです。

 

このような伝承があるため、キリスト教にとってパンとワインは重要なものになっています。

 

レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』(1495〜98)

 

ミサの最後には信者に煎餅のようなお菓子を与えているのを見たことがあると思いますが、あれは「ホスチア(聖体)」といって、最後の晩餐の時にイエスが与えたパンを表しています。