イタリア統一運動が抱えた問題点とは?

イタリア統一運動が抱えていた問題点を教えてください。

イタリア統一運動(リソルジメント)により、長らくバラバラだったイタリアが1つとなり、ローマ帝国時代以来の統一国家イタリア王国の樹立に繋がっています。イタリア民族にとっておおむね肯定的に評価されています。

 

しかしイタリア王国樹立後も、南チロル、ヴェネツィア、トリエステなどオーストリア領とした残った地域があります。それらは「未回収のイタリア」として、イタリア王国の課題として残り、イレデンティズモ(復帰運動)が活発化しました。

 

またイタリア統一運動を行った人々には、共和派と立憲君主派がいました。統一運動の中では、「オーストリア支配からの解放と独立」いう共通の目的のために手を取り合っていましたが、統一後は共和派が始めたイレデンティズモ(復帰運動)に、立憲君主派が政治的圧力を加えるなど、同じ民族同士で対立が顕在化しています。

 

このように、イタリア統一運動も全てのイタリア人にとって満足する結果ではなかったことがわかります。