イタリア語と英語の似てるところと違うところ

 

イタリア語はロマンス諸語、英語はゲルマン語派と、それぞれ異なる言語系統に属しているので、基本的には違いのほうが目立ちます。しかしその一方で、両言語の語彙を見比べてみると、共通点は意外にも多いことに気が付きます。

 

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似ているところ

イタリア語と英語には、いくつかの語彙に共通点が見られます。とりわけ、ラテン語由来の単語については、イタリア語と英語で似た形状や意味を持つことが多いですね。また両言語ともにアルファベットを使用し、多くの音節が似ているというのも事実として挙げられます。

 

違うところ

イタリア語と英語の文法は大きく異なります。イタリア語は名詞に性別が存在し、動詞が主語の人称や数によって変化します。これに対し、英語では名詞に性別がなく、人称や数による動詞の変化は限定的です。また、イタリア語は発音と綴りが一致する傾向がありますが、英語では発音と綴りが一致しない場合が多いです。

 

イタリア語と英語は、語彙にいくらか共通点がある一方で、やはり言語系統が異なるので、文法や発音の面では大きな違いが見られます。この二つの言語を学ぼうと思っている場合、その違いと共通点を理解しておくと、習得中に混同が起こらず効率的に理解が進むことと思います。