キクラデス文明が栄えたのはキクラデス諸島というエーゲ海中部およびギリシャ本土南東に広がる220以上の島からなる群島になります。
キクラデス文明が栄えた範囲
現在はギリシャ共和国の領土で、「キクラデス」という語は、古代ギリシア人の聖地デロス島を「囲んでいる」という意味のギリシア語に由来します。
キクラデス諸島の海域は地中海性気候により乾燥しており、決して肥沃な土地とはいえないものの、古くからギリシア本土とオリエント文化圏を結ぶ海上交通の要地として栄えてきました。
またキクラデス文明最大の特徴といえば大理石の彫像ですが、これはキクラデス諸島最大の島ナクソス島が大理石の一大産地であったことが背景にあります。
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