バチカン市国の産業の特徴

バチカンの国旗

バチカンの国土

バチカン市国は、南ヨーロッパ・イタリア中部の都市ローマに囲まれた領域に位置する、ローマ教皇が統治する世界最小の独立国です。カトリックの総本山、「宗教国家」という性格上、純粋に利益追求のための産業活動は控え目となっており、世界中のカトリック教徒からの献金やイタリアからの援助が歳入の大部分を占めています。

バチカンの産業活動

もちろん産業活動を全くしていないということはなく、切手や日刊紙『ロッセルバトレ・ロマノ』の発行、制服制作・モザイク製作、バチカン美術館・博物館の入場料やバチカン宮殿、サンピエトロ大聖堂、システィナ礼拝堂など歴史的建築物を背景にした観光収入などによる利益はそれなりで、バチカンの財政は1993年以降収益黒字となっています。