女性の髪型

ローマ人女性は髪を伸ばして、結い上げるのが一般的でしたが、上流階級の場合、髪飾りや付け毛を付けるなど、より手の込んだヘアスタイルを好んでいました。「髪」というのは、人体の中でもとりわけ人目につき、その人全体の印象を大きく左右する部位で、「富と権威の象徴」でもあったので、手抜きは許されなったのです。理想の髪型を作るために、相当な労力と時間を割いて、奴隷にヘアセットをさせていました。

 

金髪が人気だった?

ローマ人はラテン系が主体で黒髪や茶髪が多かったのですが、ローマ神話の女神が「波打つ美しい金髪」というイメージが定着していたことから、酢やサフランで金髪に染めるのが流行るようになりました。領土拡大でゲルマン地域を支配するようになってからは、ゲルマン民族の天然の金髪が手に入るようになり、金髪のカツラが人気を博しました。

 

男性の髪型

古代ローマ人男性の髪型は、現代ヨーロッパ人男性と同じく基本的にショートカットでした。また髪が薄い男を卑下する文化があったのは昔も変わらないようで、かの名将ユリウス・カエサルは「ハゲの女たらし」というあだ名が付けられていました。