北欧神話で最強の神といえば?

北欧神話で最強と称される神は、最高神オーディンの息子にして雷の神トールです。

 

トールは赤髪・赤髭で、燃えるような瞳を持つ大男で、アースガルズの他のすべての神々の力を合わせたより強いと言われているのです。

 

二匹の黒山羊が牽く戦車に乗り、巨人と戦うための武器ミョルニル(鉄槌)は投げた相手に百発百中で、しかも一撃で倒すことができます。

 

巨人との規格外の戦い

巨人の王ウトガルド・ロキは巨人の国を旅していたトールに戦いを挑みます。超巨大な巨人に化け、幻術をかけてトールを挑発し、自分の館にまんまと誘い込みます。ウトガルド・ロキはトールに幻術をかけたまま色々な腕試しをしました。

 

1・「角杯に入った酒を飲み干せ」

トールに渡された角杯は実は海に繋がっており、なかなか飲み干せないものの、かなり減らしてしまいました。

 

2・「足元の猫を持ち上げろ」

トールは持ち上げますが、ほんの少し前足が動いただけでした。幻術で猫に見せていましたが、実は世界を一周するほどの大きさの蛇(ヨルムンガンド)を持ち上げたのでした。

 

3・「老婆との相撲をとれ」

老婆相手なので楽勝だと思いきや、老婆の正体は「老い」そのもの。いくら神様と言えど老いには勝てませんでした。

 

すべての腕試しに敗北しますが、ウトガルド・ロキはトールの規格外の力を見て「お前とは二度と会わぬほうがお互いのためだ」と忽然と姿を消したのでした。

 

最強の神の最期

世界の終末の日(ラグナロク)でヨルムンガンド海から陸に上がり、世界を壊し始めました。

 

それを阻止しようと応戦したのがトールで、激しい戦いの末、ミョルニルにより頭を潰し、ヨルムンガンドを倒すことに成功しました。

 

しかしトールもヨルムンガンドの毒によって倒れ、命を落としてしまいまったのです。