古代ギリシア人はワインを水割りで飲んでいた?

古代ギリシアのワイン文化

古代ギリシアのワイン文化は宗教儀式や社交の中心であり、特に酒神ディオニュソスの祭典で重要な役割を果たした。ワインは水で薄めて飲まれ、宴会では詩や音楽とともに楽しむ習慣があった。ワインは文化と社会生活に深く根付いていた。本ページでは、このあたりの歴史的背景とヨーロッパ文化との関連について詳しく掘り下げていく。

古代ギリシア人はワインを水割りで飲んでいた?


古代ギリシアでは現代と同じくブドウ栽培がさかんであったので、ブドウ果汁を発酵させて製造されるワインは、朝昼晩必ず食卓に添えられるほど日常生活に浸透していましたそして古代ギリシアのワインはドロみが強かったので、ストレートではなく水割りで飲むのが一般的だったのです。


ワインと水の割合

ワインと水を混ぜる際には「クラテール」と呼ばれる大型の甕(かめ)が用いられ、ワインと水の混合比率としては1:3もしくは1:2程度でした。


水で薄めずにそのまま飲む人もいましたが、古代ギリシアの文化ではそういった飲み方は無作法で節度と徳に欠けた行為とされていました。水割りで飲むのが「善良なる市民」の嗜みとされたのです。


ワインが飲用水として飲まれていた?

古代ギリシアにおいてワインは「お酒」としてというより「飲用水」として飲まれていました。ギリシャ地方は石灰岩土壌が多いので、生水をそのまま飲むと腹下しを起こすことが多く、日持ちするワインが飲用水として飲まれていたのです。