ヨーロッパの民族衣装

トーガを着る古代ギリシアの女性

 

民族衣装もしくは民族服(英: Folk costume)とは、その地方や民族にみられる伝統的な習俗服のことです。またその国のある地方特有の服を郷土服(rural costume)、その国の主要民族に着られる服のことを国民服(national costume)と呼びます。

 

ヨーロッパの民族衣装の特徴

民族衣装はその土地の気候に適応した仕立てになっているだけでなく、その民族の生活様式や精神性も反映されているのが特徴です。とりわけヨーロッパの民族衣装は、綿密な刺繍や装飾などに各民族の特徴が色濃く出ています。ヨーロッパの民族衣装は、古来より繰り返された他民族との接触や、ルネサンス時代以降の近代化とともにその形態を変えており、私たちが普段来ている洋服というのも、その過程で誕生したものです。