西欧と東欧の違い〜地図で区分・境界を知っておこう〜
ヨーロッパの西欧と東欧の境界については、主に国際連合の規定に基づいた区分をする場合と、歴史・文化解釈に基づいた区分をする場合があります。
国際連合による分類
国際連合によるヨーロッパ地域の4分類では、以下のような区分けになっています。
水色:西欧諸国
オレンジ色:東欧諸国
緑色:南欧諸国
青色:北欧諸国
国連基準の東欧諸国
ウクライナ、スロバキア、チェコ、ハンガリー、ブルガリア、ベラルーシ、ポーランド、モルドバ、ルーマニア、ロシア
国連基準の西欧諸国
オーストリア、オランダ、スイス、ドイツ、フランス、ベルギー、モナコ、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク
歴史・文化解釈に基づく分類
西ヨーロッパと東ヨーロッパを、歴史や文化的な観点から分ける場合もあります。
例えばかつてからの資本主義国を西ヨーロッパ(冷戦時代の西側諸国)、それに対して旧共産圏(冷戦時代の東側諸国)を東ヨーロッパと呼ぶ場合もあります。
西ヨーロッパ諸国はアメリカやカナダと文化・政治・経済・宗教において共通点が多いです。
つまり戦後アメリカの影響を色濃く受けた日本とより文化的・政治的に近しいのが西ヨーロッパともいえます。
冷戦時代のヨーロッパ西側諸国
イギリス、アイルランド、フランス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、西ドイツ、ポルトガル、スペイン、イタリア、サンマリノバチカン、ギリシャ、ノルウェー
冷戦時代のヨーロッパ東側諸国
ソ連、チェコスロバキア、東ドイツ、ハンガリー、ブルガリア、ポーランド、ルーマニア