
ヨーロッパの「西欧」と「東欧」の境界については、国や機関によって解釈が異なります。ここでは国際連合とワールドファクトブック、および歴史・文化解釈に基づいた西欧・東欧区分について紹介しています。
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国際連合によるヨーロッパ地域の4分類では、ヨーロッパの西欧・東欧・北欧・南欧は以下のような区分けになっています。
水色:西欧諸国 オレンジ色:東欧諸国 緑色:南欧諸国 青色:北欧諸国
未だに、かつてからの資本主義諸国を西ヨーロッパ(冷戦時代の西側諸国)、旧社会主義諸国(冷戦時代の東側諸国)を東ヨーロッパと呼ぶ場合がありますが、これは冷戦時代に宗主国(西欧ならアメリカ、東欧ならソ連)からの影響を強く受ける中で、西側と東側で文化的な剥離も生じていることが背景にあります。
※冷戦時代、ロシアはソ連、チェコおよびスロバキアはチェコスロバキアという一つの国でした。
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アメリカCIAが発行するワールドファクトブックは、ヨーロッパの西欧と東欧を以下のように分類しています。
水色地域:西側諸国 橙色地域:東側諸国
ヨーロッパは、中世に教会が東西に分裂した影響から、カトリック文化圏=西欧(スペイン、フランス、イタリア、ドイツなど)、正教文化圏=東欧(ロシア、ギリシャ、ルーマニア、ブルガリアなど)という分類をすることもできます。
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